高齢者施設選びのポイント~ケアハウス編~

介護保険

こんにちは、タカッシ―です。

高齢者福祉施設で、働いて19年目。国家資格の介護福祉士と介護支援専門員(ケアマネージャー)を持っている、現役相談員のタカッシ―が、高齢者の介護を中心に書いているブログです。 前回のブログでは有料老人ホームについて触れましたが、今回は軽費老人ホーム(ケアハウス)について詳しく解説をしていきたいと思います。

まずは、軽費老人ホーム?って何?から始まりますよね。うん。その通り。なんだかわかりませんよね。

老人ホームと言えば、車いすで、寝たきりで、職員さんに食事もトイレもお風呂も全部お世話になって・・・。のイメージが普通だと思います。タカッシ―が過去のブログで書いた「特別養護老人ホーム」がまさにそれ。です。

では、軽費老人ホームとは。一言でいえば、「高齢者専用の食事付きマンションです」職員さんはいますが、マンションの管理人です。基本的には全部自分で出来る方々が入る老人ホームです。

なので、お部屋は個室。食事は提供されますが、自分で食べる。トイレは自分で行く。お風呂も自分で入る。本当にマンションに家賃を払い借りている感じです。夜間も職員さんはいない事が多く、寝る準備、夜間のトイレ等、朝起きる。まで一人で過ごすことが出来る方が対象です。

皆さんの近所に一人暮らしのおじいちゃんやおばあちゃんはいませんか?毎日元気に散歩しているような方々。そんな方が入所する老人ホームです。

んじゃ、施設に入らなくてもいーじゃん。と思ったあなた。そう。入らなくてもきっと暮らしていけます。皆さん元気なので。

でも、1日3回食事を作るのが大変、自分一人で過ごす時間が多くてさみしい、万が一病気や怪我で倒れたらどうしよう・・・。と皆さん、年を重ねると不安なんですよ一人って。そこで、集団生活で少しの安心と楽しい暮らしをしましょう。で入所してくる方が多いです。

今回は、やけに詳しく書きますがタカッシーは現在、軽費老人ホーム(ケアハウス)の相談員を仕事としております。なので、利用者が入所するまでの気持ちや家族の気持ちが手に取るようにわかります。いろんなご事情があり入所する方も多いです。

世間的にはあまり知られていない施設なのですが、上手に使えば経済的にも生活の充実的にもかなり効果がある施設です。

①メリット

利用料金が安すぎる!!!施設のよって差はありますが「軽費老人ホーム」であれば、民間の「有料老人ホーム」の約半分!です。半分以下!!の施設も探せばあります。じつはタカッシ―の施設は半分以下!!です。お得ですよ。

毎月6万円~10万円程度です。有料老人ホームは20万円~30万円が相場です。でもタカッシーの施設は特別な理由で宮城県内でもトップクラスの安さです。安さの殿堂!(ドンキ・ホー〇?)って感じです。

・緊急時のサーポートはあり。お部屋とトイレ、お風呂にナースコールが設置されていて、一応24時間対応します。一人暮らしでアパートやマンションにいるよりは少し心強いですかね。必要があれば救急車での搬送も行います。

行事やクラブが豊富。これも施設によりますが、元気な方々が多いので行事やクラブ等にやれる幅が広いんです。体操や映画鑑賞、珈琲愉しむ。お出かけも水族館や美術館、新緑ドライブ、お花見など職員も楽しいくらいです。

②デメリット

・最後まで過ごせるいわゆる「終の棲家」ではありません。自分の足で歩くのが難しくなったり、認知症が進んでくれば、次のステップの施設に移らなければなりません。中間施設と思って間違いないです。

・職員のサポートは限定的。基本は自分で全てできる方ですので、サポートは必要ないと思いますが、タカッシ―がいる施設では日常生活の小さい事で、入所者が事務所にきます。

役所から郵送で来た書類がわからない。部屋のテレビやエアコンのがおかしい。部屋の鍵が無くなった・・・。ナースコール対応。等々。職員頑張ってますが、人数比率で言うと入所者:職員で50:2ぐらいの毎日です。たぶん、満足のいくサービスは提供できていないと思います。

③入所条件

・先ほども書きましたが、元気である事。自分で何でもできることが条件です。また、軽費老人ホームに限った事ではありませんが、「保証人」は必ず必要です。病院に入院するのにも連帯保証人のよな方は必要ですよね。息子や兄弟等の親族が一般的です。

まとめ

さきほども記載しまいたが、一般的にはあまり知られていない施設形態です。各自治体の高齢者サポートの窓口で聞けば教えてくれると思われます。「軽費老人ホーム」の名称は全国共通です。現在は「ケアハウス」の呼び方が一般的です。ひと昔前は「軽費老人ホームA型」「軽費老人ホームB型」の名称で呼ばれておりました。

一人暮らしは出来ているけど、なんだが心配。誰かの見守りがあると安心。食事をちゃんと食べている?病気や怪我の時に心配。などの理由で本人や家族からの問い合わせを良く受けます。ケアマネージャーさんからの問い合わせも多いので、 担当ケアマネージャーさんがいる方は探してもらっても良いと思います。

長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※記載してある内容は、私が住んでいる自治体の基準で書かれている為、地域によって違う部分があります。必ずお住まいの地域の自治体へ確認して下さい。介護保険担当の窓口や高齢者支援の窓口が対象となります。

文章も稚拙で分かりにくいところもあった事はお詫びします。慣れれきたら、画像等を使って分かり易く変更をして行きたいと考えていますので、応援よろしくお願いします。