施設選びのポイント~有料老人ホーム編~

介護保険

こんにちは、タカッシ―です。

高齢者福祉施設で、働いて19年目。国家資格の介護福祉士と介護支援専門員(ケアマネージャー)を持っている、現役相談員のタカッシ―が、高齢者の介護を中心に書いているブログです。 前回のブログでは介護老人保健施設について触れましたが、今回は有料老人ホームについて詳しく解説をしていきたいと思います。

有料老人ホームは、運営母体が社会福祉法人と異なり「~株式会社」となっている事が多く、いわゆる民間の施設です。例を上げれば「ツクイ」「ベネッセ」「セコム」等が運営している施設の事を指します。

①メリット

元気な方から、車いすの方まで幅広く対応可能な事が売りの施設です。その為、一度入所したら、施設を出なくてよい場合が多いです。施設を変更するのは、大変ですよね。その点では大きなメリットです。

②デメリット

元気な方から、車いすの方まで幅広く対応可能な事が売りの施設ですが、質の面では、私個人の意見ですが、あまり良くない所が多いと思われます。一度入ったら出る事なく、対応の幅が広いのは良いのですが、それだけに専門性がない事が多いです。

世の中のお店も「何でも対応します」よりも「~専門です」の方がレベルが高く質の良いサービスを受けられる事が多いですよね。介護も同じで「何でもやります」よりは「認知症専門⇒グループホーム」「寝たきり専門⇒特別養護老人ホーム」の方が結果的に料金も安く抑えられ、質の良いサービスを受けられます。

また、社会福祉福祉法人は定期的に監査があり、行政から指導が最低2年に1度は入ります。有料老人ホームは数も多く、全てに監査が行えていない感触がなんとなくあります。

また、すべてではありませんが、介護の虐待等々の問題でニュースになる割合は、民間の有料老人ホームが多いと思われます。(もちろん社会福祉法人でもありますが、割合的に民間の有料の方が多いと思います)

基本的に人を育てる視点ではなく、足りなくなったら補充すれば良い。との考え方が虐待ニュースの根幹にはあると感じています。教えてもらえなければ、どのように対応してよいかわからず、イライラがつのり、結果的に虐待につながってしまう。自分も教えられないから、後輩も育たない。

このような負の連鎖が原因ではないでしょうか。

ここまで書いて何ですが、一生懸命やっている民間施設もある事は書き加えておきます。すべてが、良くない施設ではありません。

最後のデメリットとして、お金がたーーーーーっくさん掛かります。入居一時金も取られます。また、毎月の家賃も高め。食事代金もバカにならない金額です。なにかサービスを追加すると、その追加ごとにお金が飛んでいきます。宮城県の有料老人ホームは毎月30万円~40万円くらいでしょうか。パンフレットにはもう少し安く書いてありますが、追加追加で結局このくらいです。

③入所要件

特にないところが多いです。

まとめ

施設選びは、その時の入所対象者の状態によって、上手に選ぶことが最良と思われます。状態の把握には、地域包括支援センター職員やケマネージャー、施設職員等のプロの目を借りるとスムーズに進むと思われます。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

※記載してある内容は、私が住んでいる自治体の基準で書かれている為、地域によって違う部分があります。必ずお住まいの地域の自治体へ確認して下さい。介護保険担当の窓口や高齢者支援の窓口が対象となります。

文章も稚拙で分かりにくいところもあった事はお詫びします。慣れれきたら、画像等を使って分かり易く変更をして行きたいと考えていますので、応援よろしくお願いします。