こんにちは、タカッシーです。
タカッシ―の他のブログを覗いていただいた方なら気が付いていると思いますが、タカッシ―は良く言えば節約家。良く言わないと「ド」が付く「ケチ」です。
普段は、めちゃくちゃ節約しているタカッシー。節約と言えば聞こえはいいですが、「喫茶店とファミレスをお得に使い倒す」のブログを読んで頂ければ、節約というか、もはや「ドケチ」の域に達っしている事が一目瞭然。
あくまでも、普段は。ですよ、普段は。
お金は、使うべきところで使う。が信条です。
例えば、一流と言われてるホテルに泊まってみる。泊まらなくても、ラウンジを使用してホテルのサービスを受けてみる。
世の中の値段が高いものには、きちんとした理由がある場合が多いです。品物でも、サービスでも。富裕層でもない限り、毎日その一流の中に身を置く事は出来ません。
でも、1年に1回ならどうですか?半年に1回でも行けそうですよね。
定期的に一流の品物やサービスに触れて、自分の感性を高められたら、それだけの価値があるのではないでしょうか。
1000円の価値とは
タカッシーが仕事で行った、1杯1000円の珈琲を出す「ホシヤマ珈琲」ドトールでは珈琲1杯は230円くらい。スタバでも400円以内ですよね。マックに至っては1杯100円。コンビニでも100円くらい。
では、何故ホシヤマ珈琲では1杯1000円でもお客さんが来るのか?
結論から言うと、 付加価値 ではないでしょうか。お店の雰囲気とサービスなどの付加価値をお客さんへ提供する。珈琲の味以外に付加価値を付けて、それを売っているんです。
本当に?と思ったあなたへ説明します。
「ホシヤマ珈琲」の全体的な色彩は、シックな黒が基調になっており、落ち着いた雰囲気。
お店の中心には、信楽焼のようなどっしりとした落ち着いた雰囲気のかなり大きい花瓶(壺)があり、その花瓶には、華道の先生が生けたようなお花が飾られていました(高さ1.5m・幅2mで結構な大きさ)
タカッシ―が行った時には、黄色を基調にした小さい花びらの花と空間を埋めるように枯れ枝が「あえて」飾ってありました。お店全体がシックな黒の色で引き締まった印象に小さい黄色の花びらがアクセントになって、映える色になっいました。勿論、生花です。
明らかに狙った色の対比です。
ある程度、華やかでゴージャスさが求められるホテルのロビーの対比よりも難しい色の配置のように感じました。
また、ホシヤマ珈琲には大きなカウンターがあり、珈琲☕を入れてくれる通常マスターがいる場所の後ろの棚一面に所狭しと、珈琲カップとソーサーのセットが並んでいます。
一度見ただけでは数えられませんが、たぶん100セット以上。
その中から、今日の「あなたに合ったカップとお皿のセット」を選んで珈琲を淹れてくれます。素人目に見てもいわゆる一流どころのカップとお皿です。
女性なら、今日の自分が他人にどんな風に映っているかはかなり興味が湧きますよね。色使いも華やかなピンクや黄色なのか、はたまた落ち着いた雰囲気の青や緑でシックなものなのか。珈琲が出てくるまで楽しみですよね。
これも立派なサービス。付加価値ですね。
1000円で体験出来る一流のサービス
そして、ウエイトレスさんは、服装や髪形、お辞儀の角度まで細かく決められていて、統一感がありました。
髪は黒で、頭の後ろでお団子に纏めて止めてある。
服も黒に統一で、お店の雰囲気に合った色使い。タイトなスカートにシャツは白。
お辞儀の角度は本当に全員が見事なまでに90度です。しかもお辞儀をしたままで5秒止まる。
その接客している立ち姿は見ていて、気持ちの良い清々しさでした。
お客さんは、こんなサービスやお店の雰囲気を味わうのにお金を払うんです。お店側も1杯の珈琲に1000円の値段を付けてる以上、サービスも味も手を抜けません。
珈琲の味以外に付加価値を付ける。それを味わいにお客さんはやってくるんでしょうね。
お店の中には、ゆっくり本を読んでいる人もいれば、商談をしている人もいました。もちろん、お話し好きのご婦人方も数組。
共通しているのは、お客さんが騒がしくない事。お店がお客さんを選んでいるように感じられました。
これから選ばれるプロの仕事論
タカッシ―の仕事も人と接する仕事です。ホシヤマ珈琲のウエイトレスさんの接客の姿勢や技術が直接生かされる仕事ではないのですが、根本は一緒ですよね。お金を頂いてサービスを提供する。
これだけで、本人が意識してもしなくても、回りからはプロとして見られます。同じお金を支払うなら、きちんと対応してくれるお店を選ぶ。値段と対応が一緒のレベルなら、自分により多くの付加価値を提供してくれるお店を選ぶのが消費者として当たり前ではないでしょうか。
これから人口が減少する日本では、値段で勝負していくのは無理があると思われます。値段で勝負しなくてはいけない時点で、既にレッドオーシャン。競争相手が沢山いる状態ですよね。かなり体力がある外資系や大企業であれば、この戦略でも勝ち目があるかもしれません。
中小企業や個人がこれから選ぶ生き残り戦略としては、普段から自分の感性を磨いて、選ばれるサービスや選ばれる品物を作り出す事。
それは、正に付加価値を提供する事とイコールではないでしょうか。
大きな流れとして、薄利多売の時代は終わりを告げ、オンリーワンの品物やサービスが選ばれる時代になります。
このことは、ここ10年間の日本の人口統計や個人の消費動向の変化を見れば明らかです。安さでは、インターネットには勝てませんからね。
あなたの仕事はオンリーワンの価値を提供できる仕事でしょうか。
そして、あなた自身も会社や顧客にとって、オンリーワンの存在ですか。
AIにも出来る仕事は、やがて淘汰されます。
そうならない為にも、一流のサービスや品物に触れて、日々価値観を磨き、自分自身に付加価値をつける事を忘れないで下さい。日々勉強です。
まとめ
一流のサービスや品物からしか学べない事は、確かに存在する
定期的に一流に触れて、自分の付加価値を高める機会を作る
続ければやがて、自分自身にも付加価値がついてくる
AIや他人には出来ない仕事。自分にしかできない仕事。オンリーワンを目指そう
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