こんにちは、タカッシ―です。
皆さんは、髪を切り行く時、何処へ行きますか?
女性の方なら美容院が圧倒的に多いのではないでしょうか?女性にとって、髪を切る事や整える事は大切な行為ですからね。
現代では、安く早く髪を切る為に1000円カットをい選択する人も多いのでは。
サラリーマンは駅の中や近くにある1000円カットで10分で切るだけ。なんて人も皆さんの回りには多くいそうですね。
そして、タカッシ―ですが、現在44歳ですけど高校生の時から通っているいわゆる行きつけの町の床屋さんがあります。
おばちゃんが一人でやってる床屋さんで、ウチの父と同じ年齢。いわゆる団塊の世代です。最近は立ち仕事も大変みたいですが、頑張ってやってくいれています。
そんな、町の昭和の床屋さんの楽しみ方を探っていきたいと思います。
タカッシ―と同じ環境で髪を切っている方、是非、昭和の香りを一緒にしんで読んで下さい。
※これからの表現でキツイ突っ込みのような表現がありますが、根底には愛があります。決して、町の床屋さんをおとしめる目的で書いているのではありません。
- 店の中に有線が流れていて、もちろんチャンネルは演歌一択。
- 店内に所狭しとおばちゃんの手作りグッズが並んでいる(写真参照)
- 毎回のように、手作りのお土産をくれる(春は、ばっけ味噌等)
- 近所の知り合いが訪ねてくると、お客さんは、どんな状態でも椅子で待ちぼうけ。タカッシ―は先日顔剃りの途中で待ちぼうけ・・・。
- 散髪途中で晩御飯を仕込みに台所へ消える・・・・・。
- 店から自宅は扉一枚。旦那さんが見ているテレビの音や、たまに旦那さんの本体が登場し、飯を要求する(主に昼食)
- 椅子を後ろに倒された状態で、たぶん顔の髭を柔らかくする目的でクリームを塗った後に蒸しタオル2枚攻撃。たまに鼻が塞がり殺人事件一歩手前
- 顔をカミソリで剃った後に、毎回謎の粉をつけられる。ベビーパウダー?的な何か。20年以上通っているがその粉の正体は未だわからず。
- 髪を切ったあとにドライヤーで1980年代ジャニーズ風のアイドルの髪形にセットされる。
- 顔そりの後に毎回、鼻毛切られる。そんなに伸びてるか?の勢いで切られる
- 本棚には、数年前の少年ジャンブと「翔太の寿司」「ブラック・ジャック」が常設展。女性用雑誌は毎回最新号。
- お店の料金表には、男性散髪・顔そり3300円と書いてあるが、常連さんはみんな3000円。最近新規のお客さんは見ていない。
- 店内には石油ストーブがあり、加湿の為にヤカンから蒸気が常に立ち上っている。昭和の台所の正しい姿ですな。昭和の時代は石油ストーブで椎茸やら焼き芋やら焼いて食べていた。
- 3000円のうち床屋代金は1500円。残りの1500円はおばちゃんのトーク代金。
以上がタカッシ―が通っている昭和の町の床屋さんのお楽しみポイントの数々です。
どうですか?楽しそう過ぎてよだれが出ませんか🤤
昭和マニアには、たまらない空間では。たった3000円で髪を切ってもらいながらこの体験ができる。日本でも数少ないスポットですね。
全てにおいて、詳細に説明をする時間とスペースはないので、これは!と思う項目をタカッシ―が独断と偏見で選んで解説します。
- 店内に所狭しとおばちゃんの手作りグッズが並んでいる(写真参照)
写真のような手作りのグッズが店内所狭しと並んでいます。写真のストラップの先を集めて作った「つるし雛」や靴下人形の数々。造花やドライフラワーまで。お店がおばちゃんの作品の発表会の場所になってるかも。
- 毎回のように、手作りのお土産をくれる(春は、ばっけ味噌等)
今回は、写真の人形等を貰いましたが、もう少し暖かくなると山菜の標準語で言うと「フキノトウ」この辺じゃ「ばっけ」が山で取れる。
山で死ぬほど取ってきた「ばっけ」を甘辛の味噌に入れて、なじませて、完成の「ばっけ味噌」が毎年の定番。白いご飯に載せるとほのかに苦みがふんわり香ってうまいですよ。
- 椅子を後ろに倒された状態で、たぶん顔の髭を柔らかくする目的でクリームを塗った後に蒸しタオル2枚攻撃。たまに鼻が塞がり殺人事件一歩手前
この床屋に来て、唯一生命の危機を感じる瞬間です。鼻と口が蒸しタオルで塞がった瞬間に顔の筋肉を総動員して、蒸しタオルの移動を開始します。
- 近所の知り合いが訪ねてくると、お客さんは、どんな状態でも椅子で待ちぼうけ。タカッシ―は先日顔剃りの途中で待ちぼうけ・・・。
- 散髪途中で晩御飯を仕込みに台所へ消える・・・・・。
- 店から自宅は扉一枚。旦那さんが見ているテレビの音や、たまに旦那さんの本体が登場し、飯を要求する(主に昼食)
まあ、よくいなくなります。でも床屋に行く時は、その辺も時間の計算に入れていくので特に気にはなりません。
むしろ、このサービス全盛期のこの風潮のなかで、お金を払うお客のポジションにいるにも関わらず、色んな理由で待たされると言う、滅多に遭遇しない状況を反芻(はんすう。牛のモグモグです)するように味わい尽くします(俺、ちょっと変か?)
- お店の料金表には、男性散髪・顔そり3300円と書いてあるが、常連さんはみんな3000円。最近新規のお客さんは見ていない。
まあ、これはだれも3300円支払っていないけど、料金表の意味があるのか。的な単純なツッコミです。
- 髪を切ったあとにドライヤーで1980年代ジャニーズ風のアイドルの髪形にセットされる。
えー。これは年代がでますな。全盛期のマッチやトシちゃん、少年隊のような髪形にセットされます。残念ながらそのヘアスタイルの寿命は店を出て、3分。
- 3000円のうち床屋代金は1500円。残りの1500円はおばちゃんのトーク代金。
まあ、喋ります。タカッシ―の実家の近くで、親父も切りに来ている。タカッシ―の同級生も含めたご近所さんの情報や温泉好きなおばちゃんの温泉旅行記。おばちゃんの旦那や子供・孫の話。おばちゃんの家族構成はタカッシ―が完全に把握。
結構まえから、ああ、そうか3000円の半分はおばちゃんのトーク料だな。と勝手に納得。ほら、落語家さんとか噺家さん。漫才の人もトークでお金をもらうでしょう。それと同じ。これも髪を切りに行く楽しみのひとつ。
最後に、タカッシ―の中で無くなったら困るお店の上位にランクインするお店です。やはり、座ると喋らなくてもいつも通りに仕上げてくれる床屋さんの存在は貴重です。
おばちゃんのキャラクターがかなーーーーーり、良い味出しまくってます。
髪を切るだけなら、家の近くに1000円カットもありますが、もはやタカッシ―にとって行きつけの床屋さんは、髪を切りに行く存在ではないんですよね。
その理由は上に書いた通り。
空気と言うか、存在そのものが生活に欠かせないパズルのピースのようなものです。
最近、体調もすぐれない事が多いようですが1日でも長く仕事を続けていただける事を願ってやみません。
まとめ
行きつけの店は、種類に限らず特別な存在。
そんな店には、いつまでも長く残ってほしい。
そんなお店。皆さんにもあるんじゃないですか。
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