こんにちは、タカッシ―です。
高齢者福祉施設で、働いて19年目。国家資格の介護福祉士と介護支援専門員(ケアマネージャー)を持っている、現役相談員のタカッシ―が、高齢者の介護を中心に書いているブログです。 前回のブログでは特別養護老人ホームついて触れましたが、今回はグループホームについて詳しく解説をしていきたいと思います。
簡単に言うと認知症になった方の共同生活の家です。施設と言うよりもイメージとすれば、少し長広い平屋というところでしょうか。1つのグループが9人定員となっており、少人数で家庭的な雰囲気で過ごせることが特徴です。職員と一緒にスーパーへ買い物に行ったり、食事の準備をしたり皆さんで食卓を一緒に囲みます。認知症特有の徘徊にも職員が一緒にお出かけし、対応もしてくれます。24時間職員が対応です。
①メリット
・認知症の方専用の施設で専門の職員がケアをしてくれる。
・家庭的な雰囲気で、利用者に合わせてケアをしてくれます。特に日課は決まっていない事が多く、テレビやカードゲーム、お部屋で休む。等自由に過ごせます。認知症に方々にとって安心して過ごすことが出来るのは大きなメリットになります。
・夜勤の職員がいて24時間対応してくれます。(夜勤は1名で行う施設が多いです)
②デメリット
・利用料金が少し高め設定。毎月15万円~です。要支援や要介護の認定結果によって料金は違いますが、日用品等も含めて概ね毎月15万円~20万円の所が多いようです。
・通院等は基本的に家族対応です。施設の職員人数は多くない為、定期の通院や風邪等の通院も基本的には家族が対応です。特に施設で先生は決めていないケースが多く(決まっている事もある)、主治医の先生はそれぞれの利用者と家族が決める事になります。
・社会福祉法人だけでなく、民間(株式会社等)が母体で経営を行っている事がある為、施設のレベルにはバラツキがあります。民間の施設が悪いとは言いませんが、決して安心できるレベルではないグループホームがあるのも事実です。
・終の棲家にはならない事が多い。
一部のグループホームでは「看取り対応」(亡くなるまで施設で介護を行う事)を行っていると聞いたことはありますが、少数だと思います。医療依存度が上がれば病院へ入院。要介護度が4~5になれば特別養護老人ホームに入所になるのが一般的です。
③入所条件
・医師による「認知症」の診断がある事。
・要支援2以上の認定がある事。
※まとめ
グループホームは、元気に歩くことが出来る高齢者が認知症になり、自宅で暮らせなくなってしまった時にお世話になる施設と考えた方が良いと思います。年齢と共に身体が不自由になれば、次のステップに進むことが多く、中間施設と考えた方が間違いないのではないでしょうか。
※記載してある内容は、私が住んでいる自治体の基準で書かれている為、地域によって違う部分があります。必ずお住まいの地域の自治体へ確認して下さい。介護保険担当の窓口や高齢者支援の窓口が対象となります。
文字ばかりで、分かりにくい表現があると思います。ブログに慣れてきたら、画像や写真を使用して分かり易く更新していきます。よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。応援よろしくお願いします。
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