高齢者施設選びのポイント~入り口編~

介護保険

こんにちは、タカッシ―です。

本日は、高齢者の施設選びについて、お話したいと思います。

高齢者福祉施設で、働いて21年目。国家資格の介護福祉士と介護支援専門員(ケアマネージャー)を持っている、現役相談員のタカッシ―が、高齢者の介護を中心に書いているブログです。

ケアマネージャーなので、こんな仕事をしています。お話を聞くのが仕事ですね。

まず、今日は高齢者施設の種類について説明させていただきます。下記にあげた4種類の施設が高齢者施設では代表的なものになります。

①特別養護老人ホーム②老人介護保健施設③グループホーム④有料老人ホーム

すでに、この時点で「は?わからんぞ・・・」の方も多いと思います。確かにわかりにくいですよね(笑)ご安心ください。なるだけ分かり易く説明させていただきます。

①特別養護老人ホームについて

いわゆる一般の方々がイメージする「高齢者施設」としては、これが一番近いと思います。寝たきりや車椅子の方々が生活する場所で、基本的には職員さんが食事やお風呂、おトイレ等のお手伝いを全て行ってくれます。最後までいられる、いわゆる「終の棲家」(ついのすみか)です。

特別養護老人ホームはこんな感じです。寝たきりと車椅子の方が多いですね。

②老人介護保健施設(略して老健と呼ばれます)

①の特別養護老人ホームより少し自分で出来る事が多い方が入所する施設です。一番の特徴は、1度入所しても3ヶ月を区切りとして入所の継続を判定される事。基本的には、病院から自宅に帰る前にリハビリを行い、元気になって自宅に帰る為の施設です。

老人保健施設の特徴は「リハビリ」ですね。基本は3ヶ月で退所。自宅へ戻ります。

③グループホーム

認知症を発症した方が入所対象となる施設です。家庭的な雰囲気が特徴で、①と②の施設が何十人~何百人の入居者がまとまって暮らすのに対して、グループホームは1グループ9人の少人数で生活します。職員と一緒に料理をしたり買い物に行ったり、自宅で過ごしているのに近い雰囲気で生活出来ます。

認知症専門なので、こんな方も大丈夫です。家庭的な雰囲気で過ごせます。

④有料老人ホーム

カバー出来る範囲が一番広い施設です。寝たきりの方、車椅子の方、認知症のかたも過ごせます。ただし、料金が一番高いです。株式会社のような民間企業が経営母体になっている事が多く、入所一時金や、その他もサービスで追加料金が発生する事も。毎月何十万が相場です。庶民には厳しい金額設定です。

幅広くみてくれるのはいいのですが、料金が高いです。首都圏では目玉が飛び出る金額がかかる事もあります。

今回は、ざっとですが、施設の種類や特徴について説明してみました。今回はほんの入り口で、この後に各施設の詳しい特徴や入所条件、金額について個別に触れていく予定です。詳しい説明をお望みの方は、そちらも合わせてご覧ください。

※記載してある情報に関しては、私が住んでいる宮城県の情報を基に書いております。各地方自治体により、違った情報や決まりが存在します。本格的に入所を検討されている場合はお住いの自治体の介護保険担当窓口や高齢者支援の担当窓口へお問い合わせ下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。応援よろしくお願いします。