プロフェッショナルの流儀

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皆さんこんにちは、タカッシーです。

今日は某、N〇〇の番組のタイトルですが、決してパクリではありません(笑)

以前も書いた事がありますが、タカッシーの一応本業は、高齢者福祉施設の生活相談員です。

日常的に高齢者の生活のお手伝いを仕事としております。

一応、本業は高齢者福祉施設の職員です。一応ですが・・・。

そんな日常なので、もちろん救急車のお世話になる事も多いです。

最近、減ってきたな。春だから暖かかくなってきたので、みなさん体調が上向きかな?と勝手に思っていた矢先、一人の高齢者が倒れました・・・😨

正確には、朝起きられなくてナースコールをよこしたのです。

早速、お部屋におじゃましたタカッシー。お話を聞くと、右胸が苦しい。との訴え。

その時は朝の7時でしたが、実は夜中の2時から苦しかったそうです。早めにナースコール押してくれれば、対応できたのですが、「治るかな」と思って布団の中で静かにしていたとの事・・・。

その他、特に大きな痛みや症状はなかったのですが、血圧等を測定してみてビックリ!血圧の上が60しかない・・・。

通常は120くらいが普通です。低めのタカッシーも上は90か100。60はもはや入院レベル。

そして脈拍を機械で測定してまたビックリ。1分間80回から急に110回に上がったかと思えば、90に下がり、その後120へ急激に上がる。

これは、株価のグラフですが、今夏感じで血圧は上下じたはず。苦しかったと思いますよ。

本人の静かな苦しいとの訴えとは裏腹に、数値は危険レベル。

早速、救急車を手配し、搬送をしました🚑

いつもお世話になっいる救急隊。コロナ禍の中でも颯爽と患者を運ぶ姿や、病院との連絡連携、正確な運転技術には感心します。

いつも思うのですが、救急車で利用者を病院まで搬送する時は、自分は日本一安全な箱で移動している。今、自分に何かあっても大丈夫だろう。と。

そんな姿には感服しますが、でも、今回のプロフェッショナルの主役は救急隊ではないのです。

病院へ到着して、検査が始まりました。通常はここで家族とバトンタッチして、施設へタカッシーは帰るのですが、今回は、家族が風邪症状があり、病院が家族の来院を拒んだので、タカッシーが検査等に立ち会う事に・・・。

3時間は何も言われずに、待ちました。患者であふれかえった病院はとても忙しそうでした。

利用者のレントゲンとCTが終わった様子でしたが、もっと詳しい検査が必要との事で造影剤を使用してCT検査をする事に。

その後、急にあわただしくなる救急の診察室。担当の女医さんがタカッシーの脇に来て、「大動脈解離が見つかりました。急いで専門医のところに行くので、一緒に来てください!」なかかなかのテンパッタ感じです。

一緒にエレベーターに乗せられたタカッシーは「大動脈解離???」と何度も頭の中で反芻(はんすう)していました。

心臓の病気は外見ではわからない事が多いです。今回も病院の医療機器で判明でした。

たしか、やばい病気。笑福亭鶴瓶が発病して、死ぬほど痛かったって言ってたなー。そんな事を考えていました。

3階へ到着し、タカッシーは待合室へ。

しばらく待つと、来たー!今回の主役!!

「心臓血管外科のH田です」とナイスミドルなドクター登場。

早速、図を使用して、今回の大動脈解離の種類と、今すぐに手術をしないと命に関わる危険性が高い事を説明。

説明の分かり易さと、説得力のある感じ。

そして、施設職員な事を告げて、家族へ電話して頂く。電話口でも安心感を与えながら、危険性を家族の気持ちを察しながら、ポイントは外さない話し方。

うーん、プロフェッショナル🏥

タカッシーの目の前で、淡々と家族へ説明し、理解をもらう。その間も部屋の後ろの手術準備室では怒号が飛び交って「人工血管20ミリ早く準備だ!」「麻酔科の先生を至急手配だ!」なんて大騒ぎ。

いかに運び込んだ高齢者が重症なのかが伝わってきました。今、まさに命の瀬戸際にいる。そんな感じが肌感覚で伝わってくる緊感でした。

ああ、これテレビで見たやつだ。

そんな的外れな事を思っていました。

家族から電話で手術の同意をもらったH田先生はパソコンで手術で使用する器具や、看護師の手配等をして、「では、失礼します」と立ち去って行きました。

20年以上この仕事をしていますが、一番かっこよかったドクターでした。

最近、慣れで仕事をしている部分が正直ありました。でも、この先生をみて自分はこのレベルまで達しているのか?プロフェッショナルか。

そんな問いを自分にむけて、考えたくなるような出来事でした。

この仕事は、学べることが多い。これで、仕事量がもう少しだけ少なければ・・・(>_<)

最後は、愚痴になってしまいましたが、皆さんがこのブログから、仕事を極める活力を見出してくれれば嬉しいかぎりです。

いつも、自分の技量を高め、仕事に前向きなプロフェッショナルでいたいと思わせる出来事でした。