こんにちは、タカッシーです。
突然ですが、あなたは幸せですか?
こう聞きかれたら、大概の人は「幸せじゃない!幸せになりたい!!」と思うはずです。
タカッシーは現在、高齢者の施設で働いている職員です。そんなタカッシーの実体験を基に、少し幸せについて考えてみたいと思います。
タカッシーの施設は、平均年齢が85歳。もう、人生の後半戦です。そんな方々と日々接していると、その人が歩んで来た人生が見え隠れします。
そして、その人が人生の後半戦で幸せかどうかも日々の言動でわかってしまうんですね。
これから、何人かの方の実例を挙げて幸せとは?を探って行きたいと思います。
まず、女性のAさん。98歳の長生きで、体も自分で歩けるくらい健康です。物忘れも年齢相応、元気な方です。
この方、経済的にも困っていなくて、通帳には何千万円の貯金があり、夫が残してくれた有価証券(株券等)も所有しており、経済的には何も不自由していません。
でもAさんは、タカッシーに言うんですよ。「早く死にたい・・・」って。
タカッシーが推測するに、この方の子供達が自分の本当の子供じゃないから・・・。ではないでしょうか。夫が2度目の結婚の方で、既に前妻の子供たちがいたのです。
子供は5人から6人くらい。全員県外に住んでいて、何かあれば来てくれるのは東京の娘か埼玉の娘。タカッシーからみると、距離のわりによく来てくれる娘さん達だと思います。
でも、Aさんは不満そうです。
お部屋で、大好きなアガサクリスティーを読んで毎日過ごしているAさん。お金は、必要最低限しか使いません。年金が入ってくるので、貯まる一方です。
タカッシーからみると、Aさんは「お金があっても幸せではない」そんな人の典型例に見えてしまうんですね。
唯一の楽しみは、施設の中で毎月1回行われるケーキと珈琲の会。
「美味しい😋!!」とこの時ばかりは満面の笑みのAさん。「幸せ!」と毎月参加してくれます。
それとは、対照的な女性利用者のBさん。88歳の少し小太りな押し車を押して歩くり利用者の方です。
この方は、経済的にはお世辞にも十分とは言えません。年金が年間で100万円程度、毎月にすると8万3千円・・・。普通ならアパートなどでは暮らせないレベル。
でも近くに住んでいる息子夫婦が、とっても良い人達。孫も近くに住んでいて、最近結婚して、生まれた赤ちゃんを連れてきます。
息子夫婦は公務員だったので、年金等が多く、金銭的には息子に任せて安心。
確かにお金は持っていませんが、人に恵まれて毎日を過ごしています。お部屋では、好きなテレビを見たり、大好きな料理をしたり、この方からは、不平不満を言われたことがあまりありません。
そうです、タカッシーからみると、このBさんは「お金が無くても幸せ」そんな人の典型に見えます。
さて、このブログの主旨ですが「幸せを決めるのは、自分自身。物差しは自分が決める」です。
一般的には、経済的に豊かな人の方が幸せですよね。タカッシーもそう思います。でも、毎日、このような利用者に接していると幸せの物差しは一つではない事に気づかされます。
ちなみに、このブログはいつも通り喫茶店で書いていますが、少し離れた席に女子高生らしい2人組がいますが、お茶をしながらとても楽しそうです。たぶん、幸せな時間ですよね。
皆さんは、何をしている時が一番幸せですか?
まとめ
毎日の生活の中で嫌いな事、辛かった事に意識が集中して、楽しかった事、幸せな事を忘れていませんか?楽しい時間をめいいっぱい楽しんでますか?
幸せな人生を送れる鍵はこのあたりにありそうです。今日から、たった今から出来る幸せな人生のお送り方でした。
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