こんにちは、タカッシ―です。
高齢者福祉施設で、働いて19年目。国家資格の介護福祉士と介護支援専門員(ケアマネージャー)を持っている、現役相談員のタカッシ―が、高齢者の介護を中心に書いているブログです。
さて、今回はケアハウスについてですが、いつもと違って、働いている職員からの目線で書いてみようと思います。(ケアハウスって何?と思った方はタカッシ―が過去に書いたケアハウスのブログを参考にして下さい)
サクッと復習です。ケアハウスは、元気な高齢者の食事つきマンションです。なので、施設だけれど自分で何でもできる方が入所する場所。タカッシ―を含め3人の職員は管理人さん。的な役割です。利用者は50名。職員は3人です(少なっ!)
職員から見たケアハウス①
入所者や家族からのお菓子等のもらい物が、メチャクチャ多い!これ、全国のケアハウスあるあるで1位取れます。自信あります。
ある日の職員控室の写真がこちら。
凄いでしょ。これ、普通です。
ケアハウスが比較的、お金を自由に使える利用者の方々が多いのと、元々主婦の方が多いので、これに写ってる以外にもきんぴらごぼうや煮物等をもらう事もあります。
さらにこんなものが某宅配会社(飛脚のマークの会社です)から直接事務所に届く事も・・・。
確認の為にもう一度書きます。職員は3人です。30人ではありません。3人です・・・。
皆さんの善意で今日もタカッシーのお腹とウチの2番目の娘のお腹がポンポコリンです(〃艸〃)ムフッ
でも、本当にありがたいです。お世話になっているから・・・と持って来ていただける。その気持ちだけでいいんですけどね。
職員から見たケアハウス②
人生の勉強になる!たぶん、これも全国のケアハウス職員から「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪」と激しい同意を頂けると思います。
入居している高齢者からでしょ?と、思いましたよね。読んでいるあなた。それもないとは言いません。あります。
でも、タカッシ―個人的には、保証人の家族さんからの学びがデカイ!人間関係や家族関係。ちょっと詳しく書けないお金の話も・・・。いやー勉強になります。自分がまだまだ「ひよっこ」だと思い知らされることが多々あります。
仕事しながら学ぶ事が出来る環境。これはこれで素晴らしい。
普通に生活をしていたら、あまり経験しない病院での看護師さん、医師からの話や病気や薬の事。入退院で病院側はどこを基準に何を見て何を考えているのか?
仙台市の場合ですが、介護保険や高齢者医療、生活保護の各担当者はどんな話し方をしたら市民の話を聞いてくれるのか?役所には役所独自のルールや言い分がある。
最後には、やはり入居者からの学び。年をとって高齢になったと言う事は、人生の経験値が多いという事。年齢で言うと単純計算でタカッシーの約2倍。それだけ世間の荒波にもまれてきた方々ですからね。
また、タカッシ―には教科書でしか知識のない戦争の話なんかもリアルタイムで経験してきた事を聞けます。あまり話したがらない方もいれば、読売や朝日新聞から終戦記念日には取材を受けて、新聞に載っちゃう方まで。その方は、頼まれて戦争体験の公演なんかも引き受けています。93歳の男性利用者ですが、部隊で一番若い少年兵で中国を3000kmも歩かされた。とリアルに話してくれます。その世代が亡くなってしまうと直接戦地へ赴いた日本人はいなくなってしまうんですよね。
ここだけの話(いや、ブログに書いてる時点で「ここだけ」にはならないけど)日本兵が中国で何をしたか。を教科書に載っていない、日本政府が公式には認めたくないような事も淡々と話してくれます。結構重い話です。
こんな事が毎日繰り返されているのがケアハウス。車椅子や寝たきりの方々を介護している訳ではないので、起きる事。ですかね。寝たきりの方は、自分で買い物にもいけませんし、話せない方も多いですからね。
以上、職員側から見たケアハウスでした。
つたない文章を読んで頂き、ありがとうございます。読んで頂いている皆さんの参考になれば嬉しいです。引き続き応援よろしくお願いします。
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